++2018/10/6に、岡田保紀氏の助言を頂き、図譜の改編を行っています。感謝です。++
さて、長くて野暮なお話しとなります。
電気生理学者からは、アバウト過ぎる!とお叱り覚悟です。
さらっとまとめると、
◎高カリウム血症で、静止膜電位が上昇する。
◎Naイオンの細胞内流入が遅くなり、QRS幅が広くなる。
◎一方、再分極を起こすKチャネルは開きやすくなり、急速にKイオンが細胞外に流出する。T波が増高し、狭くて先鋭化する。
◎心房筋は、最初に動けなくなり、P波は消失する。(でも、心房内伝導は残っている。( sino-ventricular conduction / rhythm )
◎最後には、サインカーブ化して、心停止となる。
これが、高カリウム血症の心電図変化の普通の説明です。
今回は、テント状T波の発生を、理解するための電気生理学入門です。
そこで使用する主なスライドを、プロローグで提示します。
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では、次回は静止膜電位のお話しから、始まります。
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