今回の診断過程は、以下の様に、ちょっと捻れてました。
ERより、相談を受けました。
電子カルテ端末で、心電図を見ながら、電話で尋ねます。
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私 「胸部誘導が、妙に low voltageだね。患者さんは、喫煙者？」
研修医 「いえ、never smokerです。でも、職場で粉塵が多いような環境だったようです。かなり以前の事ですが。」
私 「心音はどうですか？」
研修医 「それが、、呼吸音は聞こえるんですけど、心音がよく分からないんです。」
私 「わからない？？」
研修医 「聞こえないんです。。修行が足らないんでしょうか(-_-;*)。」
私 「そういう問題じゃないと思うよ。今から、ERに降りるよ。」
胸部レントゲンで、気胸のラインが見えないことを、確認してから、ERに出向きました。
確かに、心音が遠かった。
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心エコーを行うも、エコービームが通常の方法では、入りません。
＊低電位と、心音が遠いこと、エコービームが入らないこと。
私の診断は、やっぱりCOPDとなります。気腫上の肺ならば、上記は全て説明出来ますから。
でも、最終診断は予想外でした。
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