ヒトは、母体内で進化の過程をなぞると言われています。一本の筒状の心臓が捻れていろいろと分かれていきます。
なお発生の過程で障害が起きた患児の多くは、流産となります。
先天性心疾患を持って生まれてくる赤子達は、サーバイバーなんです。
母体内では、臍動脈が胎盤を通過することで母親より酸素を貰っています。
胎児の中で一番酸素濃度が高いのは、臍静脈です。
上記以外は、取り敢えず覚えなくて良いと思う💦
VSDと異なり低圧系でのシャントなので、合併する心奇形がなければ、比較的普通に成長することが多い。なお小児検診の発達した日本では、放置されることはまずない。
適応があれば、カテテール治療で心房間の短絡路(孔)を閉鎖できる。
成人まで発見されなかったASDの症例です。開心術で孔を塞いでいます。
ファロー四徴症の覚え方
1. ) 発生時に大動脈がなぜか右に寄ってしまう!!
2.) そのために心室中隔が閉じることができず、VSDが残ってしまう。
3.) 肺動脈は、大動脈に押されて狭くなってしまう。
4.) VSDによる血流増加と肺動脈狭窄で、右室圧が上昇して、右室肥大が起きる。
発生異常の展開を理解すると、四徴が覚えやすいカモ💦
大動脈と肺動脈は、母体内では(動脈管)で繋がっている。
肺は母体内ではしぼんでおり、当然酸素を供給出来ない。臍静脈から来た酸素化された血流は、動脈管(と心房中隔の卵円孔)から大動脈・左心系に送られている。
胎児が母体外に出て、おぎゃー!!と泣いた後に、動脈管は速やかに閉じていきますが、これが残ってしまった先天性心疾患です。圧力の関係で大動脈→肺動脈方向へ血流は流れます。
血行動態的には、ASD(心房中隔欠損)と似ています。
よほど余裕がある方以外は、先天心の手術名など覚えない方がいいです💦
私も、覚えていません😅