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Cardio2012のECGブログ-2019改

=上級医がやっている危ない心電図の見分け方= ECGにまつわる基本的な諸問題:総合診療部研修医と、ECG苦手医師のためのサイトです。

【コラム-053】(番外編)クリニカルシナリオを知っておく

 すでに、常識化されたクリニカルシナリオ(CS)のお復習いです。

  ここで、初めて知った・またはやっと理解したした方は、もっときちんとした書籍・websiteで、学び直して下さいね。
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  急性心不全は、その病態生理を複雑に考えるよりも、ERでは血圧で対応を考えましょう、と云う提案です。
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  ぐずぐずするな!血圧値で反応するんだ!!
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  と云うには、理由があります。
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  急性心不全は、搬入時の血圧が低いほど、死亡率が高い。血圧すら維持できないほど、弱った心臓疾患なんですね。逆に、血圧が高い(=血圧を上げる力が残っている)症例では、治療がやりやすいし、効果的なんです。

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 でも、のんびりしてはいけないんです。

  サッサと治療しましょう!!と云うのも、CSの教えです。

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 ERで、うだうだ考えずに、初手は血圧で決めてしまいます。

  (但し、最初の90分の対応です。その間に、きちんと病態生理を考慮します)

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 血圧さえ有れば、血管拡張と酸素投与です。NIPPVを迷わないのも、大切です。

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 付け加えるに、各々のシナリオの病態は、大雑把に、以下の様になります。

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Cs_3

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  もちろん、ここから各論が生じます。

  高血圧性心不全の場合には?

  ARの心不全の場合には?

  DCMの心不全の場合には?

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 でも、まず血圧を指標に治療を開始して下さい。秒を争う気持ちで、患者さんの酸素化を優先することが、予後を決定するのですから。

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 心電図をゆっくり判読するのは、心不全治療を開始してからですよ!!

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