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Cardio2012のECGブログ-2019改

=上級医がやっている危ない心電図の見分け方= ECGにまつわる基本的な諸問題:総合診療部研修医と、ECG苦手医師のためのサイトです。

【 コラム-059:P波をめぐる冒険(その1) 】:どこでP波を探すのか?

P波については、コラム-005(P波の意義を、どこまで考えるのか?)

 P波を探せ!*** cherche le P ***

 のお話しをしております。
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 もうちょっと、追加のお話しを致します。

 冠状断(coronal plane)での心房内ベクトルは、正常ならば左下方へ向かっています。よって、II, III, aVFでP波は大きくなります。特に、II 誘導は心房内ベクトルと平行しているので、P波も大きく見えます。

 水平断では、V1,2が最も心房に近い位置にあります。右房・左房と呼ばれますが、CTで見ると、前房・後房と呼んだ方が納得できる位置関係ですね。

 と云うことで、II 誘導、V1,2において、まずP波の有無を判定しましょう。

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 (とは云うものの、他の誘導でのみP波が明瞭な事もあり、原則はけっこう簡単にひっくり返ります。。)

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Pforweb

クリックすると、拡大します。

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*増刷・第2刷発売中です。

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