50才代の男性です。一月ほど前より、労作時の胸部不快感・呼吸苦を時々感じていました。
それが、安静時にも起きるようになり、心配になってER受診となりました。
(患者さん)
「いえね、前もあったんですよ。ふうせんって云うんですか、金属の輪を心臓に入れて貰ったんです、15年前に。胸のイヤな感じがなんか似てるなあと思って、今日伺ったんですよ。大丈夫ですよね?」
(患者さんの妻)
『そうなんですよ、ウチの主人は呑気なんです。一年前にこっちへ引っ越してきたんですけど、忙しいからと云って通院してないんです。薬は無いし煙草もまた吸い始めてるんです、ホントにもう。。』
(患者さん)
「コレステロールの薬もらってたんですけど、調子良いから飲んでないんですけど、いけなんですかね。今、胸の痛みですか?さっきよりだいぶ良いですね。」
(ERでの担当研修医)
「15年前のPCI歴、heavy-smoker、怠薬(おそらくスタチン以外に抗血小板薬も)、断続的胸痛が頻度を増ししています。ACSの臨床診断でいいいだと思います。でも、心筋酵素上昇していないし、心エコー(POCUS)で、壁運動がいいような・ちょっと悪いような。判断出来ませんでした」
「12心電図でも、洞調律・完全右脚ブロック以外は、著変有りません。入院安静での経過観察としますが、よろしいでしょうか?」
(コンサルトされた循環器医)
「XXXXXXXX?YYYYYYYYYY!!ZZZZZZZ!急げ~。」
心電図は、来院10分以内に記録されています。
【Question】心電図を判定して、循環器医の言葉を想像して下さい。字数制限無し。
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