典型的な心電図所見を示すにもかかわらず、何ら不整脈を発症しないもの(無症候性)は「Brugada 型心電図」と呼び、心室細動を発症 したものを「Brugada 症候群」と診断するとの考えも、提唱されています.
当たり前と云えば、当たり前なんですよね。私は、上記で用語を、使い分けて、お話ししております。
Coved型が、一番危ないのは、論を待たないのですが、無症候であった場合に、ICDを植え込むのが善か否かは、不整脈専門医も、かなり悩むようです。
薬物での誘発試験(ピルジカイニド等使用)で、Coved型の波形を誘発できても、それが突然死・失神に必ずしも結びつかないことも、多いのです。ICDの異論のない絶対適応は、Vf/VTからのsurvivorの患者です。
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QT延長症候群(先天性・二次性)とBrugada症候群の診療に関するガイドライン:p-1237より
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Brugada型心電図の典型例です。
Itoh H, Shimizu M, Ino H, Okeie K, Yamaguchi M, Fujino N, Mabuchi H. Arrhythmias in patients with Brugada-type electrocardiographic findings. Jpn Circ J. 2001; 65(6): 483-486. より
QT延長症候群(先天性・二次性)とBrugada症候群の診療に関するガイドライン:p-1231より
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