本人の意志で、ESRDながら緩和医療を行っていた患者さんの記録です。
深夜にお亡くなりになりました。その時の心電図モニターを、再生で記録しました。
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夕方の心電図では、洞調律で特に特徴はありません。( 少しT波高い?)
深夜23時を過ぎて、T波が高く尖り、wide-QRSとなります。まだP波有ります。
高カリウム血症の最終的心電図変化は、突然発生するようです。
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徐脈化し、P波が怪しくなってきました。
なお、QRSとT波を心拍数として、ダブルカウントしています。これで頻拍はおかしい!と波形認識で気付いて下さい。モニター心拍数を過信しない。
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もはやP波は無くなり、wide-QRSは多形性となりました。
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一過性の心停止を挟んで、wide-wide-QRSの心室調律です。
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最後は、Vfから心静止へ向かっています。
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最初の理由はなんであれ、看取りとしての心停止時は、どれも同じような波形を辿ります。
この変化を想定して、看取りでない症例では、早期の治療介入を行って下さい。
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*現在、増刷中ですm(_ _)m。
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