徐脈の症例が、土曜日の午後4時前に出現しました。
「自覚症状がなくて平気」の前提です。
*主治医・日当直医をコールする・・は当たり前として。
その場(病棟)で、徐脈の診断に迫る方法を考えてみます。正攻法としては、
◎Dr.call
◎12誘導心電図を記録する(循環器病棟では、ナース記録も有り得ますよね)
◎その前に、その場で出来ることは・・・
心電図モニター波形の(感度)を上げてみる、があります。
最初の波形です。
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よく見ると、基線にブレがあります。気になります。
皆があなたを見つめています。
こう言うと、かっこつきますね。
「基線に違和感があるね。感度を変えてみよう。」
心電図モニター波形の(感度)を、×2倍としました。
P波がしっかりと見えてきました。
P波とQRSに関係性がありません。完全房室ブロックです。
心電図モニター波形の(感度)を、×4倍としました。
よりP波がはっきりして来ました。
基線のノイズも増えています。(ノイズのなり心電図波形記録が、診断の前提です。)
今回の学び。
【心電図モニターの感度変更で、P-QRS関係を確認する】
【長めの記録で、納得出来るまで検討する】
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佐々木達哉先生との共著が、2020/1/23に発刊されました。
日本医事新報社からです。重版されました。
循環器版の(思考のレッスン)です。
村川裕二先生から、素敵な(推薦の辞)を頂きました。
まずは、立ち読みして下さい。私が援護射撃した佐々木ワールドが満開です。
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【(上級医がやっている)危ない心電図の見分け方】 医事新報社】
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