当初、このブログも作り方は簡単でした。(2012年開始当時)
一枚の心電図を、jpegで保存して、ブログにアップ。
ちょこちょこと、解説文を書き添えて、はい終了!
20年ほどため込んでいた心電図症例を、次々とご披露しておりました。
でも、だんだん進化(←凝って)してくるのは、必然ですね。
現在は、このような緻密な(←めんどくさい)手順を踏んでおります。
=01=
まず、Upしたくなる心電図を見つけてくる。(ここは、同じ)
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=02=
この心電図で、語るべきポイントを決める。
→定めたポイント解説以外は、意図的に端折る。シンプルに。
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=03=
症例の背景・病歴・所見を、簡潔ににまとめる。
→あんまり個別化しない。
→超典型例でなくても、気にしない。
→教科書的に美しくなくても、いい。臨床なんてそんなもの。
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=04=
症例の説明にうってつけの検査所見を集める。
→胸部レントゲン。CT画像。
→心エコー(静止画・動画)
→その他(RI画像・血液検査の時系列表・etc.)
→話が合わない部分は、正直に述べる。
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準備ができたら、ブログに載せるための加工です。
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=05=
心電図viewerから、必要な心電図をクリップする。
→複数枚に及ぶことあり。
→Viewerの機能を使い、時系列表示させる事もあり。
→心電図に名前をつける。
(ID)+(記録日時と時間)+ (年齢と性別)+ (疾患名)
Ex. 01234567-201601142215-58man-Verticalheart
IDが01234567で、2016年1月14日記録で、58男性で、垂直位心。
→ブログにアップするので、ECGナンバーを頭に付ける。
EX. ECG-312- 01234567-201601142215-58man-Verticalheart
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このようにすることで、後で「何の心電図だっけ?」と迷わなくなります。
ACSなどのように、同日に複数回記録する場合に、2016/1/14+pm21:15の意味で、201601162215とタイプしています。
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=06=
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=07=
さらに、Photoshop Elementsで、(web用に保存..)コマンドで画像を圧縮する。
最終的に、(1枚)100~250KBとなっております。
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もっと、圧縮した方が、websiteは軽快になるはずですが、印刷にも耐える十分美しい画像を理想として、このままにしております。(webの動作がのろいとご不満の方々、ゴメンナサイm(_ _)m)
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=08=
他の画像も、電子カルテから・Scannerから・等で取り込んで、上記のように加工し命名して、同じフォルダーに保存します。
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=09=
書籍化が決まってから、さらにKeynoteへの保存が追加されました。これは、Mac版のPowerPointのようなソフトです。PP-killerとして、Steve Jobsが開発させました。
これにより、テキストだけで説明していた内容が、Visual化されました。説明分や、矢印やマークを入れたり、一画面に複数の画像をレイアウトするためです。
なるほど、分かりやすい!と手を打って頂けると嬉しいのですが、手間が倍増しました。。
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=10=
必要時に、Keynoteの画面を(グラブ)というシステムソフト経由で、web用画像に変換します。これが、めんどくさい(-_-;*)。
→Keynoteからの直接jpeg書き出しだと、サイズが大きくなってしまう。
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=11=
さらに、心エコー・冠動脈造影などを、YoutubeへUpしてリンクさせます。
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=12=
Pages(←MacのWordみたいなソフト)を立ち上げ、テキストと画像・動画を張り込みます。Keynoteからweb用画面に変換した図も入れます。ブログの原型が完成です。
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=13=
文章をCut&Pasteで入れ込みます。
画像は、ココログの指示どうりにはめ込みます。
→ダブルクリックで、心電図画像が拡大表示される。ココログを選んだ理由です。
→動画は、youtube経由で。
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基本的に、QuestionをUploadして、翌日にanswerをUpするようにしております。忙しさにかまけて、遅れることもありますが。。
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一気に書き上げて、Upするドライブ感を重視しております。他の著書にあんまり無い、数少ない長所だと思っておりますので。(ブログ感)とでも、云うのでしょうか。
但し、直後と少し時間をおいて、必ず見返しております。てにおは、の間違いや、明らかなミスを、こっそり訂正しております。結論が、明らかにひっくり返った場合には、ゴメンナサイ訂正を記入しております。
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これからも、あせらず、コツコツと症例をUpしてまいります。
このブログで、心電図苦手から、心電図けっこう好きだよ系研修医・医師が生まれて頂けたら、とっても幸せです。
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