++ 心房細動な日々:を、ご紹介させて頂きます ++
心房細動自体の心電図診断は、あんまり難しくありません。
基線のノイズや、SVPC多発例に騙されないようにすれば、です。
問題は、この後です。多くの宿題が私たちに提示されます。
◎ Rate control or Rhythm control ?
◎ 今、DCするの?しないの?
◎ 抗凝固療法するの?しないの?
◎ 抗凝固療法で、ワルファリン?DOACs?
◎ カテーテルアブレーションするの?しないの?
◎ 腎障害患者に抗凝固療法するの?しないの?
◎ CHA2DS2VAScって、本当に薬に立つの?
◎ Fushimi registryて、どう解釈するの?
◎ 一体、どの本読んだら、最新の問題点が理解できるの?
高齢者医療をして、心房細動から逃げられません。
心房細動は、諸悪の根源のように云う方もいます。
でも、抗凝固療法なしで(=いろんな理由で)十年以上、元気に通院されている患者さんも、目の前にいます。どうしようかと、悩みます。
心房細動に関する書籍は、心電図本の次くらいに、沢山ありますね本屋さんに。心房細動本ばっかり読んじゃいられなないけど、最新の話題もきちんと知りたい。。
そんなあなたのための、素敵なwebsiteがあります。
小田倉弘典先生の(心房細動な日々) 秀逸なネーミングですね!
心房細動の話題に、基本的に絞った実にコンパクトなサイトです。
いろんな問題点を、最新のevidenceで提示してくれます。なるほど、こんな問題点もあったんだと、新しい視野を与えてくれます。
でも、きちんとした実地診療に根差した筆者の視点があり、心打たれます。
猫好きにはたまらない、にゃんこ写真で慰められます。
すでに、多くの医師がマークされているはずです。
私の心電図ブログでは得られない、多くの知識と知恵(と勇気)を、皆さん共有されて下さい。