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Cardio2012のECGブログ-2019改

=上級医がやっている危ない心電図の見分け方= ECGにまつわる基本的な諸問題:総合診療部研修医と、ECG苦手医師のためのサイトです。

【コラム-123】番外編:2022年度の看護国試対策 循環器編(しかないよ💦) 特別講義 スライド集(その2) 心臓の薬物

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一番多く出題されてきたのが、ジギタリスです。

だんだん出番が少なくなってますが、特徴的な副作用のために、試験に出しやすいようです。(今は、ほぼ使っていない医師もけっこう多いんです。)

 

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心不全で頻脈性の心房細動時が、一番効果的使用ですが, こんなことは、聞いてこないだろうなあぐるぐる目の顔

 

 

 

ジギタリス・β遮断薬・カルシウム拮抗薬(ベラパミル/ジルチアゼム)は、徐脈化させる目的でも使用します。 ◎アリセプト・ベサコリン・ウブレチドは、副作用としての徐脈に留意します。

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抗凝固薬は、ワルファリンとDOACs

 

*ワルファリンは、絶対的知識ですよ!

*(心房細動を持つ)機械弁術後と僧帽弁狭窄症では、ワルファリンのみが適応

*リスクの無い生体弁患者は、術後3ヶ月以降は不要だが、ここ新しいし紛らわしので、きっと試験に出ない(と思う)訴えかける顔

*PT-INRで、ワルファリンの効果をコントロールします!

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*ダビガトラン・リバーロキサバン・エドキサバン・アピキサバン

*上記は(DOACs)と呼ばれる新しい抗凝固薬。

*心房細動での心内血栓予防に使われる=脳塞栓発生の予防です。

*現在はコチラの使用が多いが、試験には未出題。

**ガトラン と 〜キサバンが、抗凝固薬なんです(>_<)。

◎PT-INR測定が不要。

◎どれも同じ効果(と割り切る)

◎納豆が食べられる(^_-)

 

◎ワーファリンの10倍以上の薬価(T_T)

 

 

高血圧治療に使う降圧薬の種類です。基本的に、

*カルシウム拮抗薬

*利尿剤

*RAS阻害薬(アンギオテンシンII受容体拮抗薬 と ACE阻害薬)

の、三つです。

(アンギオテンシンII受容体拮抗薬:ARB)は、長ったらしい名前だけど、2013年:午前第30問で、この名称が使われていました。

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今やβ遮断薬無しに、循環器疾患の治療は出来ません(>_<)。

交感神経の頑張り過ぎから、心臓を保護しています。

 

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 あと、血圧を上げる作用のある物質として

ノルアドレナリン

◎レニン

◎バゾプレシン

がある事も、覚えていてね。