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Cardio2012のECGブログ-2019改

=上級医がやっている危ない心電図の見分け方= ECGにまつわる基本的な諸問題:総合診療部研修医と、ECG苦手医師のためのサイトです。

ECG-231:60才代 男性。動悸とめまいと労作時の息切れです。

 Question:今回の心電図(X day)

                    を見て、どのような治療法を選びますか。

   患者さんの了承得て、今回ちょっと病歴が詳細です。

 

(今回の主訴)

 仕事で、建設中の建物の階段を上ったりします。一ヶ月前より、息切れ・動悸が労作時に出現し、時にめまいが生じています。で、記録されたのが、今回の心電図です。

(既往歴です)

 甲状腺機能亢進で、甲状腺腫手術後に、メルカゾール投与で安定。

 高血圧も合併し、さらに糖尿病も出てきました。各々、薬物治療中です。困った事に、ずっとSmokerです。

 当初から、聴診上のESM & S3が、聴取されます。研修医教育のお手本のような心音です。

 十年以上、それなりの安定状況でした。少なくとも、今回のような症状なしです。

 なお、野外で一時期(X-5年)、山谷を駆け巡るお仕事され、糖尿病のコントロールが見違えるくらい良くなりました。でも、呼吸苦・動悸はありませんでした。



(X-dayの心電図。動悸とめまい時)

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 心電図(X-6 months 洞調律、X-day 心房細動)

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心電図(X-6 months 洞調律のSVPC多発 V1,2)

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 心エコー図です。

 (左室長軸断層・PMLのprolapse)

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(左室長軸断層・PMLのprolapseとMRのカラードプラ)

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