80才代男性です。
研修医「80才男性です。2週間前より元気が無く、食思不振だったようです。この数日は、湿性咳嗽でした。会話は、途切れ途切れでできました。」(バイタルサインまずまず安定)
指導医「で、どう対応しました?」
研修医「仰臥位になれず、ギャッジアップ・酸素投与開始です。問題は、喀痰量が多く、血痰だと云う事です。各種検体(喀痰・尿・血培)に、ガフキーを急ぎ加えました。結果はまだです。」
指導医「急性呼吸不全を、感染症として対応したの?」
研修医「もう、肺雑音が大きいのなんの。あ、心雑音もありました。」
指導医は、ちょっと不安になって、ベッドサイドに向かうことにしました。歩きながら、研修医に聞きました。
指導医「それで、キミの診断は?」
研修医「胸部レントゲンより重症肺炎です。心電図は、洞調律/CRBBBでした。尿からは、肺炎球菌・レジオネラの抗原は陰性でしたね。」
指導医「とりとめが無い提示だなあ~。」
この後、視診→聴診→心電図/胸部レントゲン評価となって、新たな指診・治療が行われました。大急ぎで。
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Question:心電図・胸部レントゲンを、まず判定されて下さい。
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