80才代女性のリウマチ性連合弁膜症の患者さんです。
MSr + ASr でした。(国順帰りの心臓外科医が、よくこんな表記をしておりました)
(LV parasternal long axis)
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(MV short axis)
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(MS candle flame)
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(MS CW-PHT)
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造影CTを見てみましょう。
左房と左心耳が、拡大しています。左心耳血栓はありません。
僧帽弁狭窄は、左室前にあるダムです。
左房圧は上昇し、心房細動化します。左房がとてつもなく拡大します。左房内凝固能は亢進し、強力な抗凝固療法が必要です。左心耳は血流が淀むのです。
左室は仕事量が減り、時に低形成状態となります、大動脈弓部も血流減少で小さめになる。典型例です。
よく分からない心拡大には、こんな症例もあるんですね。