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Cardio2012のECGブログ-2019改

=上級医がやっている危ない心電図の見分け方= ECGにまつわる基本的な諸問題:総合診療部研修医と、ECG苦手医師のためのサイトです。

ECG-349:answer(2/2)

80才代女性のリウマチ性連合弁膜症の患者さんです。

MSr + ASr でした。(国順帰りの心臓外科医が、よくこんな表記をしておりました)

 

 

(LV parasternal long axis)

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(MV short axis)

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(MS candle flame)

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(MS CW-PHT)

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造影CTを見てみましょう。

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左房と左心耳が、拡大しています。左心耳血栓はありません。

僧帽弁狭窄は、左室前にあるダムです。

左房圧は上昇し、心房細動化します。左房がとてつもなく拡大します。左房内凝固能は亢進し、強力な抗凝固療法が必要です。左心耳は血流が淀むのです。

左室は仕事量が減り、時に低形成状態となります、大動脈弓部も血流減少で小さめになる。典型例です。

 

よく分からない心拡大には、こんな症例もあるんですね。