#心電図検定試験 Q-14 answer-07
この症例の血清カリウム値と心電図変化です。
RR間隔のほとんどを占めていたQT(=QU)時間は,カリウム値の改善と共に、RR間隔1/2強にまで改善し、U波はわからなくなりました。
小さなP波が,II,aVR,aVFで確認出来ます。
やっぱり、低カリウム血症によるBigなU波でした。
#心電図検定試験 Q-14 answer-08
別症例(A)の低カリウム血症の心電図変化です。
T波とU波が、穏やかに融合して幅広いQT(U)時間となっております。
カリウム値が正常化すると、元気なT波となりました。
(普通に思い描ける低カリウム血症によるQT延長ですね)
#心電図検定試験 Q-14 answer-09
別症例(B)の低カリウム血症の心電図変化です。
T波よりU波の方が元気ですね。
ぼーっとしてると、QT延長に気付かないかもしれない。
QT時間がRR間隔の1/2以上の時は、反応して下さい。
(QT延長は、測定では無く感じ取ります。)
#心電図検定試験 Q-14 answer-10
別症例(C)の低カリウム血症の心電図変化です。
RR間隔のほぼ全てをQT延長が覆っています。
PVC頻発し、R on T(U)となっています。VTリスクめっちゃ高い!
#心電図検定試験 Q-14 answer-11
低カルシウム血症の心電図です。
(高Ca血症のQT短縮が、当てにならないのは以前述べました)
cLQTS type-3に、ちょっと似ています。
でも、切迫感がないんですね。
高齢者の低カルシウム血症は、日常的です。
#心電図検定試験 Q-14 answer-12
低カルシウム血症の心電図です。
(高Ca血症のQT短縮が、当てにならないのは以前述べました)
cLQTS type-3に、ちょっと似ています。
でも、切迫感がないんですね。
高齢者の低カルシウム血症は、日常的です。
心電図検定試験 Q-14 answer-13
低カルシウム血症の心電図です。高齢者では、よく見ますよね。
緊急性があるのか?QT延長だし。。
Torsades de pointes may occur, but is much less common than with hypokalaemia or hypomagnesaemia.
https://litfl.com/hypocalcaemia-ecg-library/
症状がなければ、ゆっくり治療です。
透析患者の研究で、低Ca血症患者さんの死亡率が高い。QT延長だから、きっとTdPがあるはずだ。三段論法なんです。 治療は、慌てずに。
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佐々木達哉先生との共著が、2020/1/23に発刊されました。
医事新報社からです。重版されました。
循環器版の(思考のレッスン)です。
村川裕二先生から、素敵な(推薦の辞)を頂きました。
まずは、立ち読みして下さい。私が援護射撃した佐々木ワールドが満開です。
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【(上級医がやっている)危ない心電図の見分け方】 医事新報社】
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