冠動脈造影は、やはりintactでした。
High-lateralの部分も詳細に見ましたが、閉塞血管・遅延造影ありませんでした。(小さなhigh-lateral病変で、aVRのST上昇は説明できません。)
左室造影です。
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LVGで見ると、mid-ventricular型ですね。
しかし、心基部の下壁側は過収縮していません。
心エコーの見え方とちょっと異なります。
(通常の)心エコーは、三次元を二次元で切り取ります。
LVGは、三次元を二次元に投影します。
basal型に近いmid-ventricular型と云うところでしょうか。
心電図ブログとしての教訓です。
【 胸痛患者でaVRのST上昇例では、basal/mid-ventoricularのたこつぼ心筋症も考慮しておく。心エコーでACSとの鑑別は可能! 】
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佐々木達哉先生との共著が、2020/1/23に発刊されました。
医事新報社からです。
循環器版の(思考のレッスン)です。
村川裕二先生から、素敵な(推薦の辞)を頂きました。
まずは、立ち読みして下さい。私が援護射撃した佐々木ワールドが満開です。
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