(その2)
2023/1月までに、一人じゃ勉強できないよ~!!
== 肢誘導の付け間違い ==
T-S method
実践編です。
右足は、グランド(アースみたいなもの)で固定の前提です。
まず、正常で美しい12誘導心電図を提示しますね。
*洞調律で電気軸が60度くらいの美しい肢誘導です。
◎ II誘導で、R波高一番高い。
◎ aVRは、P,T波陰性で、ほぼQSパターン。
◎ aVLは、II誘導と直交するので、低電位でR=Sパターン。
◎ I誘導は、小さなII誘導波形となる。
【付け違い問題-No.01】
では、この四肢誘導の付け違いを考えて下さい。
(考え中)
(考え中)・(考え中)
(考え中)・(考え中)・(考え中)
(考え中)・(考え中)・(考え中)・(考え中)
(考え中)・(考え中)・(考え中)・(考え中)・(考え中)
(考え中)・(考え中)・(考え中)・(考え中)・(考え中)・(考え中)
(考え中)×n.......................................................................
これ知ってるよ!!
(左右の上肢の電極)を(逆に付け違い)したんでしょう。
I誘導とaVRが逆になってるから。。
私は、そのように錯覚していました💦
その当時は、それで困りませんでした。
でも、よく考えると、これは交換されていなんです。
I誘導の逆転なんですね。
T-S method
ここに原点がありました。
(注:付け間違いの提示部分は、今回とは異なっています)
杉山裕章先生の解説は、肢誘導の本質を教えて下さいます。
(プラス)・(マイナス)ではなく、電極の方向性で表記します。
(R)は、→(矢印)が (Y) と (G) に向かう。
(G)へ、矢印は向かう。
aVR,L,Fは、各々が(R)・(Y)・(G)へ向かう。
電極の付け違いが起きても、上記の法則は同じです。
左右の上肢電極の付け違いでは、下記の様な波形の交換が起きています。
なお、波形の交換は、
I ⇄ II ⇄ III (波形の極性逆転あり)
aVR ⇄ aVF ⇄ aVF (波形の極性逆転なし)
となります。
aVFは、動いてないので波形が同じですね。
このことから、左右の上肢電極の交換であることが分かります。
もう一回、まとめて提示です。
最後に、うちわ(団扇)で、考えてみました。
クルクル回して、考えてみてね!!