https://www.youtube.com/watch?v=g-T27-JSxRs
Riku先生の(心電図マイスターチャンネル:変なCRBBB)をベースにしております。
CRBBBがあると全誘導で派手な変化をしますが、それを引き算してあげると左室の障害がかなり読み取れます。ここ、#心電図検定試験の山ですよ!! 知らんけど💦
(変なCRBBB-01)
変なCRBBB-01
50s manの胸部不快感/ER心電図です。
=1分間、よ~く考えてね!!=
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(1分間、考え中です。)
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(変なCRBBB-01:心電図解説)
変なCRBBB-01
*広範囲な心電図変化に、慣れないと焦ってしまいます💦
*ACSだと当たりを付けて=ERでは、まず除外ですよね=心電図を見てみましょう。
*V1-4で明らかなST上昇があります。
*Ⅰ,aVL誘導でもST上昇してますね。
*Ⅱ,Ⅲ,aVF誘導では、ST低下です。(RCA領域でミラーイメージです)
*そしてaVR誘導でのST上昇😱(LMT or TVD)
いつものように、LMT病変を考えて良いんですよ。
〇V1,2誘導でのQR波形。これは、心室中隔の虚血でrSR’の(r)部分が削げてしまってるんです。
このR’波はCRBBBによる右室のゆっくりした伝導ですので、幅広いR’波なんです。
(変なCRBBB-01:心電図の経時的変化)
変なCRBBB-01
*経時的心電図変化です。
*X day 15:19は、緊急のPCI後の心電図です。右脚ブロックが消失してます。
*V1-4がQS patternで、Ⅰ,aVL誘導でも異常Q波が出現しています。
*aVRのST上昇は、僅かになっています。
(変なCRBBB-01:緊急PCI control造影)
変なCRBBB-01
*緊急PCI時のcontrol造影です。
*LMT(けっこう長い)の完全閉塞です。
*血栓除去を行って、delayですけどLAD/LCxが見えるようになりました。
(変なCRBBB-01:緊急PCI 後の造影)
変なCRBBB-01
*LMTにstentを留置しました。
*LAD/LCxへの血流が回復しています。
〇RCAはintactでした。
血流が回復して、右脚ブロックが消えました。
(変なCRBBB-01:右脚と左脚前枝は、LADが灌流している)
変なCRBBB-01
今回のACS心電図を理解するには、
*LMT閉塞の心電図変化が=右脚ブロックない場合=指摘できること。
*CRBBBが重なっても、それを解釈出来ること。
がベースに必要なんですね。
そして新しいTipsとして、
◎ヒス束より一番最初に(左脚後枝:PF)が分かれて下降します(後乳頭筋基部へ向かう)
◎(右脚:RBB)と(左脚前枝:AF)は少し併走する。この領域の支配血管は(前下行枝:LAD)である。
◎よって、LADの近位部閉塞では右脚の虚血によりCRBBBが発生することがある。
◎CRBBBを伴う虚血発作は、より広範囲な心筋虚血を示唆する。
となります。
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CRBBBがあるとⅠ誘導ではR=Sくらいまでの軸偏位は、CRBBB自体で説明出来るんです。
Ⅰ誘導のS波が小さいから、左室の伝導障害を想起する。これは、1級受検者には必要な思考法です!!